時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

19.「大学/嬉しかったこと」

2021/04/09 金曜日

 

昨日は高校で嬉しかったことについて書きました。今日は大学で嬉しかったことについて書きます。嬉しすぎて、3000字以内に収めるのに一苦労でした。大学で嬉しかったことは、野田洋次郎を目の前で見れたことです。詳しくは当時のブログに書いていますが、S-4ブロックの4列目くらいだったので、本当にステージ真正面の洋次郎を捉えることができました。今まで見てきたどんな映像や写真よりも鮮明で、本当に画素数が違う洋次郎を見れました。多分これより近くで拝めることは一生ないんじゃないかと思っています。ライブの感想については、後日にDVDを見返したり、雑誌を読んだりして溢れ出てくる思いもあるので、いつか[あとがき]で詳しく書きたいと思います。本当に今までのRADのライブ史上でも最もクオリティが高くて、演出が凝っていたライブの一つだと思うので、是非DVDも買ってみてください。あいみょんやONE OK ROCKのTakaもゲストで来ています。とりあえず演出がエグいです。あと演奏がほぼCD音源です。ちなみにRADWIMPSの最初のライブDVDである生春巻きは、あまりに演出が凝りすぎています。個人的には絶体延命Human Bloom Tour も好きです。オープニングから3曲目までの流れがカッコよすぎます。というか、やっぱりどんなライブでも好きです。

 

www.wimper458913.info

 

ライブ当日のことは上の記事を参照して頂くとして、今日はどうして私がRADWIMPSが好きなのかについて書きたいと思います。もっと言えば、私の好みはどういう傾向にあるのかも書きたいと思っています。まずRADWIMPSを知ったのは小学校の高学年の頃で、「おしゃかしゃま」の歌詞とイントロが飛び級で厨二病になった私の琴線に触れました。その時はまだインターネットでおもしろフラッシュ倉庫を見ていた頃なので、特に音楽にのめり込んだりCDを買ったりはしていませんでした。そして中学校に入学し、給食の時間の放送で「いいんですか?」が流れた時、家に帰ってYouTubeでRADWIMPSを検索しました。特に「RADWIMPS 高音質」とか「RADWIMPS 歌詞付き」とかで検索していたと思います。「ます。」を聞き、「最大公約数」を聞き、「有心論」や「君と羊と青」のMVを見た時、いや全部良い曲ですやん、と思いました。すぐに家の近くのTSUTAYAに行って「絶体絶命」までの6枚のアルバムを借り、iPod nanoに入れてずっと聞いていました。iTunesの自分の画面を見て、どんどん自分の中の再生回数が増えていくのが好きでした。通算記録です。本当に良い曲ばかりで、すぐにこの出会いを周りの同級生や先輩に話しました。心がこのワクワクを共有したがっていたのだと思います。中学2年生の担任がRAD好きだったり、「なんちって」のライブ映像のコメント欄に「中2の時聞きまくったわ」みたいなコメントを見つけ、いや今の中2も聞きまくってるぞとか思ったりして、ずっとRADWIMPSのことを考えていました。授業中もノートに歌詞や名言を書いて、これどういう意味なんだろうと考えたり、「狭心症」という曲に出てくる「イワンのばか」を図書館で読んだりしました。ネットで知った解釈とか豆知識みたいなものをノートに書き溜めて全て頭に叩き込んだり、過去のライブのセットリストをノートに書いて、アルバムの曲順との違いを考えたりしていました。スカパーのスペースシャワーTVやラジオのSCHOOL OF LOCKにRADWIMPSが出る時は、部活や塾を早退してリアタイ視聴していました。「ロックのスペルはLOCK」が当時の私の中での流行語大賞でした。公式YouTubeにアップされたライブ映像やMVを見るだけでは飽き足らず、中学3年生の1月には既存のMVを切り貼りして、自分で「DARMA GRAND PRIX」のMVを作成しました。自分で言うのもアレですが、めちゃくちゃクオリティ高いです。YouTubeにアップしたかったけど、著作権の兼ね合いでできませんでした。見たい人がいるなら見せたいくらいです。MVをカット割で見ていた自分にしか作れないと思っています。当時のRADWIMPSはメディア露出も極端に少なく、タイアップもほとんどしていませんでした。知る人ぞ知る、という感じです。熱愛報道などでテレビに取り上げられる時も「若者に絶大な支持を集める」とか「歌詞の独創的な世界観」のような報道のされ方で、スタジオにいる若い俳優やアイドルが司会者に説明してあげることも多かったです。あくまでも実感ベースではありますが、40人のクラスに2〜3人くらいが好きで、8〜10人が知っているという感じだったと思います。私はLINEのアイコンもトーク背景もホーム画面も一言も全てRADWIMPS関連だったので、RADWIMPSが私のアイデンティティの一部でもありました。RAD好きな人です。また普段は話さないクラスメートともバンドの話をして、ONE OK ROCKやBUMP OF CHICKEN、amazarashi、一昨日書いたELLEGARDENや[Champagne]などもアルバムを借りるようになりました。「Boohoo」が「おしゃかしゃま」のパクリという掲示板のスレッドを見て、andropも知りました。バンドサウンドへの目覚めであり、価値観の根源みたいなものだと思っています。あいみょんが「君はロックを聴かない」と言いたくなる気持ちがよくわかります。どんな音楽やコンテンツと青春を共にしたかが、価値観の根底にある感性に大きく影響を与えると思うからです。
私がRADWIMPSを好きな理由は、私の好み全般を説明してくれます。端的に言えば「予想の裏切り」です。まずは独創的で賛否両論分かれるからです。現在でも発言が物議を醸すことがありますが、当時はよく掲示板で叩かれたり揶揄されたりしていました。特にBUMPの二番煎じだと書かれていました。その時点で独創的ではないと思われるかもしれませんが、Mr.Childrenもサザンのパクリだと言われていましたし、誰しも影響を受けた人物はいます。模倣から創造が生まれるのだと思っています。独創性があるから賛否両論なのだとも思います。あとメディア露出も少なく、ある種の選民性があったからです。当時から桑田佳祐やスガシカオ、桜井和寿などが音楽性を絶賛していましたが、先述の通り、知る人ぞ知るという感じでした。ネクストブレイクという言葉が私は好きです。最近はテレビやドラマで見かけるようになりましたが、当時のそういった尖っている部分や信念のようなものをカッコいいなと感じていました。今でも十分尖っていると思います。そして表現の幅が広いからです。ミクスチャーロックバンドということもあって、知性を感じる曲から過激すぎる曲や面白い曲まで、また甘いラブソングから疾走感のある曲まで、多種多様な楽曲があります。出てくる楽器も沢山あります。下世話なことも歌っているけど、全体的にお高くとまっている感じがあって、好きだと公言するのに恥ずかしさを感じません。特にここ数年は多くの楽曲提供をしていますが、洋次郎が歌っていなくても洋次郎が書いた曲だとわかります。それほど野田洋次郎特有の言葉選びや世界観が確立していて、それなのに振り幅が大きいところに惹かれます。書き始めるとキリがないので、来週に持ち越します。来週の金曜日はこれを踏まえて話が展開していくので、そこでもう少しRADWIMPSについて書きたいと思います。

 

 

 

【ANTI ANTI GENERATION TOUR】

 

youtu.be

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公式に上がってる動画は全部見てほしいし、できればサブスクでも良いから全楽曲を聞いてほしいです。これ以上に言うことはありません。