時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

14.「大学/好きな教科」

2021/04/02 金曜日

 

昨日は高校の時に好きだった教科について書きました。今日は大学で好きな教科について書きます。9.「大学/入学理由」に書いたように、私はまだ前期教養課程の人間なので、ほぼ一般教養の科目しか履修していません。一応おさらいしておくと、東大では最初の2年間は文系も理系も同じ教養学部で学ぶことになっています。最初の2年間は文理を問わず自分の興味のある科目を履修でき、大学2年の夏までの成績によって大学3年以降の学部学科が決まるというシステムになっています。この1年半の成績が悪いと行きたい学部に行けないので、比較的楽に良い成績が取れる科目を好きになりがちだと思います。というか、第二外国語などの必修科目を除いて、大学で嫌いな科目というのは存在しないのではないかという気もします。嫌いな科目は履修しないし、授業にも出なくなるからです。必修科目は点数が取りにくいのが難点ですが、個人的にはなんだかんだ普通に楽しかったです。何が楽な科目なのかは人によって違っていて、例えば出席を取らないとか、逆に出席点だけで点数を稼げるとか、レポートだけでいいとか、逆にテストで点数を取るだけでいいとか、午後からの授業とか、教室の椅子が座りやすいとか、授業の内容が面白いとか、様々な基準が考えられると思います。私は朝が苦手なので、まず1限は避けるということと、出席を取らないということを最低条件にしていました。あとは授業の面白さと点数の取りやすさを天秤にかけることになるのですが、結局先輩や同期が履修しがちな科目を履修してました。なんだかんだ知人が多いと助けてもらえるからです。特に2年の最後の試験は、本当に多くの方に助けて頂きました。経済史だけは謎に落としましたが、優も何単位かあったりしてなんとか耐え切りました。この場を借りてお礼申し上げるとともに、今後は私も誰かの助けになるよう精進していきたいと思います。

私が好きな科目はなんと言ってもスポ身です。ほぼ体育と言って差し支えないでしょう。東大の授業は1コマ105分なので、105分の体育です。50分が経過した頃に、誰かが「高校までならここで終わりだもんな」と言っていたのが印象に残っています。種目は高校の時と同じようにいくつかの種目から選択でき、私はSセメはフットサル、Aセメはフィットネスを選択しました。フィットネスとは、身体テストで点数が一定水準以下の生徒用に用意された種目らしく、基本的に筋トレやストレッチをする種目らしいです。入学当初からフィットネスで一人勝ちしたいなと思っていましたが、初回授業で各担当教員の説明を受けた際、フィットネスを担当していた女性の教授が「私は格闘家なのでバチバチに鍛えます」「トレーニングルームの器具が使えなくても、自重を使ったトレーニングをいくつも知ってます」と言っていたので、急いでフットサルにしました。104期生の前で調査兵団に勧誘するエルヴィン団長を思い出しました。あれは流石に脅しすぎです。フットサルは普通にゲーム形式だったので楽しかったです。ライブ参戦などにより何度か欠席しましたが、共通実習の感想を手書きで書く際、体育の教育現場に対する提言を2000字以上にわたって書いたこともあり、成績は85優が取れました。Aセメのフィットネスは、基本的にはトレーニングルームでの筋トレが推奨されていましたが、グラウンドで走ってもよいとのことだったので、普通に1人で走っていました。1km=4分30秒くらいのペースで8000〜10000mを走り、生協で買ったプロテインを飲みながら次の中国語の授業を受けていました。Sセメで優を取った身体運動科学のレポートに改良を加えたものを期末レポートとして提出し、成績は95優上が取れました。スポ身は100優上も狙えると言われていますが、結局私が優上を取れたのはスポ身と英語1列だけだったので、普通に嬉しかったです。他に優を取った初年次ゼミでも部活動のことを題材にしてましたし、結局ほとんどスポーツの知識と経験で経済学部に進んだようなものです。私より経済が得意な生徒が、第二外国語やスポ身などの必修科目で点を落として経済学部に進めないのだとしたら、この制度は一体なんのためにあるのだろうと思ってしまいます。
あと好きな科目はAセメで履修した心理です。1.「アリのヒトカミ」でも少し触れましたが、普通に内容が面白かったです。私はこの科目でシケ対を務めました。シケ対とはシケプリを作る人のことです。シケプリとはシケ対が作った試験対策プリントのことです。東大は言語によってクラスが分かれていて、各クラスで1人1科目ずつシケ対を任命しています。シケ対になった人は授業に出るなり、参考書を読みあさるなりして、試験対策のプリントを作ります。基本的には授業の内容をまとめたノートがシケプリになりがちですが、先輩が作ったシケプリが回ってくることもあるので、ちゃんと授業に出て試験範囲などを確認するのがシケ対の役割だったりします。駿台の霜栄はシケ対というシステムについて「世の中の勝ち組がいかに楽して勝ち抜いているかわかる」と言っていた記憶があります。私がシケ対を務めた心理の教授は割と秘密主義で、授業の録音や板書の撮影を固く禁じるタイプの教授でした。そうなると必然的にシケプリの重要度が増すため、私は全ての授業に出席して全てのメモを取りました。わかりやすかったのかどうかは知りませんが、感謝してくれるクラスメートもいたので、クラスに貢献できた気がして嬉しかったです。ちなみにシケ対をやると、授業を出てない生徒にもわかるようにメモを書くことに時間を割いてしまうので、意外と自分は成績が取れなかったりします。心理は77良でした。シケプリは作るより読む方が点数が取れますが、フリーライダーが増えるとシステムは崩壊するので、私もまた誰かに貢献していきたいです。 

 

 

 

【ザ・ルーズドッグス】

 

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最近はザ・ルーズドッグスというバンドの曲をリピート再生しています。野球漫画のMAJORのエンディングを歌っていたバンドです。何が代表曲かはわかりませんが、「しょぼい顔すんなよベイベー」を歌っていると説明すれば思い出す人もいるのではないのでしょうか。4人組のバンドで、全員が作詞作曲とメインボーカルをすることができます。ちなみにMAJORのエンディングは「しょぼい顔すんなよベイベー」「夜になれば」「ONE DAY」「雨のち虹色」と全部で4曲あるのですが、そのうち3曲が前田一平が作詞作曲をしたもので、どうせ4曲あるなら1人ずつ担当してもよかったのではないかと思ってしまいます。MAJORの主題歌といえばロードオブメジャーという印象が強いですが、私はザ・ルーズドッグスの「夜になれば」が1番好きでした。MAJORの主題歌にしては珍しく切ないラブソングで、茂野吾郎がアルバムを見ながら思い出に浸る映像と共にこの曲が流れた時、子供ながらにエモいなと思っていました。ロードオブメジャーもザ・ルーズドックスも既に解散していて、ザ・ルーズドックスは1日限りの復活ライブがコロナで延期になってます。ちなみに午前2時らへんにNHKでやっていたミッドナイトチャンネルでやっていた再放送を一気に見たり、普通に単行本を78巻まで揃えたりして、一応全部MAJORは全部読みました。幼少期から大人になるまでの野球人生を描き切るのは普通にすごいと思います。確か作者インタビューで、これは野球漫画ではなくて、野球が好きな少年の一生を描いた漫画ですといったコメントをしていた気がします。単行本は高校入学時と大学入学時に全部知人に渡してしまいましたが、2冊のキャラクター名鑑は未だに持っています。キャラクターとその情報が全て書かれてあり、これを見返すだけで全巻読んだ記憶が蘇ってきます。名言集や名場面集もあるので、実質リマインダーでもあると思います。