時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

12.「中学校/好きな教科」

2021/03/31 水曜日

 

昨日は小学校の時に好きだった教科について書きました。今日は中学校の時に好きだった教科について書きます。中学校ではいよいよ教科ごとに違う先生が担当するようになり、内申点や高校入試のおかげで、一気に授業に緊張感が出てきました。一応先週の投稿でも触れましたが、私は地元の公立中学校に通っていました。とはいっても私は塾で主要科目を習っていたので、学校の授業はその復習かつ演習という意味合いが強かったです。月曜日の投稿では、ここでいう好きな教科は学校のものに限定すると書きましたが、個人的には水曜日の塾の授業が好きでした。普通の授業形式ではなく、自学自習の時間だったからです。範囲を指定したら先生がその範囲のプリントをコピーしてくれて、それをひたすら解くという授業スタイルで、最初のまとめページみたいなプリントが神だった記憶があります。そこで解いたプリントの裏紙を未だに計算用紙として使っています。到底使い切れる気がしません。記憶が正しければそのスタイルになったのは中学2年生の1年間だけで、この1年間に社会は公民の終盤以外の全ての単元を頭に叩き込みました。高校ではほとんど授業中に内職をしていたことを考えると、私は授業を聞くよりも自分で解説などを読んで勉強する方が好きなのだと思います。厳密に言えば、他人の話を一方的に聞くよりも、自分で手を動かして考える方が好きです。学校の授業中でも宿題となるワークやプリントなどを授業中に終わらせていました。家で宿題をやる習慣がなかったので、提出を求められた時に途中までしかやってなくて焦ったことが何度もあります。手と手を取るふりして引きずり落とす時を探り合う中堅優等生がよく私の内職を先生に告げ口していました。私語をしたり、いびきをかいて寝たりする人には注意しないのに、どうして黙々と宿題をしている人を責める必要があるのでしょうか。わざわざ授業を止めてまで、です。しかもそういう人間も高校受験が近づくと内職をし始めたりしていました。涼しい顔を装って、押さえ込んだ悪魔を飼い慣らしていたのかもしれません。
そんな私が好きだった教科は道徳です。基本的にはちょっとした文章を読み、自分だったらどうするか、どうするのが正しいのかといった問いについて考えるような授業でした。先生に好かれたい生徒が思ってもないような綺麗事を並べたり、そういう生徒が予定調和の質問に模範的な回答をしたり、あえて道徳的でない考え方を先生側が提示してみたり、全体的に「やってる」感じがして面白かったです。公立中学は社会の縮図と言われることがありますが、本当にいろんな人がいろんな考えを持っていましたし、道徳の時間は特にそれが反映されていて楽しかったです。みんなの頭の中を覗いている感じがしました。あとこれは多分中学校でもあったと思いますが、道徳の時間では最初に心のノートという謎のノートが配られていました。そして最初の授業では「あなたの心のノートに名前をつけましょう」という謎のイベントが発生しがちでした。みんなは「やさしさノート」とか「友達ノート」などの名前をつけがちですが、私は「夢の音」という名前をつけていました。この頃から自分のセンスを大切にするタイプだったのだと思います。
あとは当然美術や体育も好きでしたが、それは小学校も高校も同じなので、中学校で特に好きだった教科は道徳という結果になりました。美術は普通に絵を描くのが好きだったので楽しかったです。期末考査でも解答用紙の裏側に絵を描く実技試験が課されていたので、テスト勉強をする必要があまりなかったのも嬉しかったです。ちなみに高校同期のお父さんが私の美術の先生で、とても優しくて面白い先生でした。私が地区の駅伝大会で区間新記録を樹立した時、美術室前で「もしかして、1区で区間新出したの?」と深刻そうな顔で聞かれたのを何故か覚えています。また体育も普通に運動するのが好きだったので楽しかったです。私の中学校はダンスや武道の授業が全くありませんでした。恐らく生徒が猛反対したからだと思います。集団行動、何かしらの球技、持久走、サッカーのローテーションを3年間繰り返すだけでした。誰もふざけずに集団行動や整列が出来たことは多分一度もないと思います。自由気ままな学年でした。私は持久走も苦ではありませんでしたし、球技が多かったので普通に楽しかったです。4月ごろに行われる体力テストは突如ランキング上位10名が貼り出されるようになったので、最後の年はなんとかいい順位を取りたいなと思っていました。2年生の段階で3年生の基準で得点換算しても総合評価がAというとんでもない奴が同級生にいて、そうした存在も励みになりました。お風呂あがりにストレッチをしたり、ふとした時に握力を鍛えたりしましたが、結局ハンドボール投げが全くできずに、学年3位くらいで終わった記憶があります。ある程度対策したのに2位にもなれないのかと思いつつ、もう少しシャトルランの評定が厳しかったらなとか、土のグラウンドで50m走を6.5秒とか無理ゲーじゃないか、とか一人で反省会を開いていました。確かシャトルランは125回で10点とかで、こんなのマジで根性出せば誰でも何とかなる範囲やろとか、男子に比べて女子はAの基準が甘いんじゃないかとか、色々思うところはありましたが、結局与えられた基準の中で順位がつくだけの話なので、当時の私は精神年齢が低かったのかなと今になって思います。

 

 

 

【GLIM SPANKY】

 

youtu.be

 

私がGLIM SPANKYを知ったきっかけは、2016年に公開されたONE PIECE FILM GOLDというONE PIECEの映画です。「怒りをくれよ」という曲なのですが、「怒りをもっとくれ、理性なら邪魔なんだ」「限界越えた先にしか欲しいものはないから」とかめちゃくちゃカッコいいなと思います。高3の体育大会とか駅伝の時期によく聴いてました。今日紹介する「愚か者たち」という曲もめちゃくちゃカッコいいです。本文でも第一段落の後半に歌詞を引用しています。ちなみにボーカルの松尾レミの他に、関ジャムにもたまに出演しているいしわたり淳治が作詞に携わっています。とりあえず歌詞も声も曲調もカッコいいです。ロックだなという感じがします。試験会場からゾロゾロと多くの人と一緒に駅の方向へ歩いて行くとき、「路地裏ネオンを背中に浴びて野良猫だけが自由を知ってる」と今でも口ずさんでしまいます。2000年初頭のLOVE PSYCHEDELICOのサウンドとか、Adoの「うっせぇわ」のセンシティブさに通じるものがあると思っています。とりあえずカッコいいです。