時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

7.「中学校/入学理由」

2021/03/24 火曜日

 

昨日は小学校の入学理由について書きました。今日は中学校の入学理由について書きます。中学校も姫路市内の公立中学校に入学しました。入学した理由は、私立中学を受験するメリットがあまりないと思ったからです。母は何度か中学受験をしたいかどうかを尋ねてきましたが、私立の中学を受験する知人に学力で劣っている気がしませんでしたし、私は明日説明する高校に通う使命があると思っていたので、私立受験は考えられませんでした。そもそも中高一貫校だとどうしても別の高校に通いにくくなりますが、公立中学校だったら色んな高校を受験できます。ここでも私は「つぶし」を求めたわけです。例えば男子校が嫌だったとか、転校した記憶がフラッシュバックしてみんなと離れたくなかったとか、他の理由も考えられなくはないですが、ただ単に行きたい高校があったという理由が一番しっくりきます。通っていた塾でも公立高校に行くように教え込まれていたと思います。東京では上を目指すなら中学受験が当たり前というような印象を受けますが、私の小学校で中学受験をしたのは多分1割もおらず、むしろ高校受験で偏差値の高い公立高校に行けるかどうかが重要といった風潮がありました。姫路市民は大学よりも高校を重視しがちだと高校の先生も言っていましたし、私が中学受験をしなかったのはそうした環境要因も大きいと思います。

私が通った中学校は1学年の人数が大体180人前後で、私の小学校から約120人、もう一つの小学校から約60人くらいがその中学校に通っていました。中学受験をした人などを除けば、2つの小学校の生徒が全員同じ中学校に通っていたと思います。私の小学校とこの中学校は運動場がネットで仕切られていて、お互いの校舎の三階からお互いの運動場が見えるような作りになっていました。校舎が向かい合っていて、その間にあるグラウンドがネットで仕切られているという感じです。ちなみに当時は上手いことやれば中学校のグラウンドに侵入できました。卒業を待たずして侵入生になれる抜け穴があったのです。校舎が向かい合っているので、当然家からの通学路も小学校の時とほぼ同じでしたし、小学校から中学校のグラウンドや校舎が見えるので、なんとなく当時から中学生の生活もイメージできていました。制服に身を包み、やっと窮屈なランドセルから解放されたとはいえ、通学路が一緒なので中学生になった実感はあまりありませんでした。しかし、入学式の数日後に、中学生になったことを強く実感する出来事が起こりました。
私はよく小学校の頃、放課後のグラウンドで友人とサッカーやバスケをしていました。家まで走って帰り、ランドセルと塾のカバンを取り替え、自転車のカゴにサッカーボールを詰めて一目散に小学校を目指す生活を送っていました。基本的に私が一番乗りだったので、みんなが来るまで一人でリフティングをしたりフリーキックの練習をしたりしていました。その姿を中学校のサッカー部の顧問が見ていて、入学直後にはサッカー部に勧誘して頂きました。部員を確保するための社交辞令だとは思いますが、悪い気はしなかったのを覚えています。そして入学式の数日後、中学校から帰宅すると、私はまっさらな制服から私服に着替え、いつものようにサッカーボールをまた担いで小学校まで駆けていきました。2分後に君が来なくともリフティングを続けていると、次の日の学年集会で先生にそれを揶揄されました。「中学校に入学しても、まだ小学校に遊びに行っている生徒がこの中にいるらしい」と先生が言っても、私は返事もろくにしませんでした。「いつまで小学生気分やねん」という先生の声が生徒たちの静寂を切り裂きましたが、私から言わせればなんで私服に着替えてたのにバレるんだという話です。見えないものではあるのですが、私の放課後の行動を望遠鏡で覗いていない限り、私が小学校に行ったことはバレるはずがないと思いました。小学校の校門は誰でも入れるほどセキュリティがガバガバでしたし、私服の中学1年生は遠目で見ればほぼ小学生だと思ったからです。ただひとつ今も思い出すのは、サッカー部の顧問の先生が私の顔を知っていて、私が放課後にサッカーをしていたことも知っているということです。真相は静寂と暗闇の中ですが、そうして知った痛みを未だに私は覚えているので、それ以降小学校のグラウンドに遊びに行くことはしませんでした。中学生としての自覚がオーイェーアハーンした瞬間だと思います。オーイェーアハーンが出たので今日はここまでです。また明日も読んでください。

 

 

 

【天体観測】

 

youtu.be


本当は他の動画を紹介するつもりでしたが、中盤からずっと「天体観測」が頭で鳴っていて、最後はオーイェーアハーンだったので、今日は「天体観測」にします。今更紹介する必要はないと思いますが、BUMP OF CHICKENの名曲です。他にもBUMPで好きな曲は沢山ありますが、BUMPの曲はどれも良すぎて、羅列し始めると本当にキリがないです。枚挙にいとまがないとはこのことです。「jupiter」は名盤と言おうとしても、なんだかんだ「THE LIVING DEAD」は全曲とも普通に歌えるくらい聴き込んだし、「ユグドラシル」も名盤だし、結局名盤しかないんじゃないかという結論に至ります。私が中学1年生の時にも、スカパーのスペースシャワーTVという番組で、ヒットチャートのランキングに「天体観測」がずっとランクインしていたのを見ていました。当時はサカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」とかセカオワのメジャーデビューシングル「INORI」がランクインしていた記憶がありますが、それから10年近く前にリリースされた「天体観測」が当時もランクインしていたことがとても印象深かったです。BUMPの公式チャンネルでアップされ直したMVは動画の概要欄に歌詞が書いてあります。あとオリエンタルラジオの藤森慎吾とあやまんJAPANが話題になった「ショーバト!」という番組で、麒麟の川島が「天体観測」のパラパラ漫画を描いていました。あまりにもクオリティが高すぎて衝撃的だったのを覚えています。他にもいきものがかりの「SAKURA」など、川島の描くパラパラ漫画はどれもセンスが凄くて、川島の才能やばいなと改めて思います。