時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

5.「幼稚園/入学理由」

2021/03/22 月曜日

 

先週の金曜日に書いたように、今日からは入学理由について書いていきます。今日は幼稚園の入学理由です。私は福岡県久留米市に生まれ、幼稚園は地元の幼稚園に通いました。とは言っても幼稚園に入園した時の風景などほとんどなく、ましてや何故その幼稚園を選んだのかなど全く覚えていませんでした。もっと言えば、今回母親に話を聞くまで「幼稚園を選ぶ」という選択肢があるということも知りませんでした。家庭の事情や移動距離などを考慮して、幼稚園か保育園かを選ぶくらいの選択肢しかないと考えていたのです。
母が私の幼稚園を選んだ決め手は、巷で評判が良かったことと学習に力を入れていたことらしいです。私もネットで幼稚園のホームページや口コミを調べてみると、教育の質の高さや英語教育などに対するコメントが多いなという印象を受けました。また母と一緒にホームページや卒園アルバムを見てみると、可愛らしい制服が今も変化していないことを知ったり、英会話の授業で最前列に座って話を聞いている私の写真を発見したりして、楽しかったです。既に60年以上の歴史を持つ名門幼稚園であることが至る所で大々的に宣伝されており、最近ではプログラミングや難関小学校対策の授業も行われているようで、少し意識高い幼稚園なのかなと思いました。母が言うには、入園の時から幼児期の教育がいかに人格形成に影響を与えるかについて説明され、教育に力を入れているということを何度も強調されたそうです。実際に右脳教育としてパズル教材やフラッシュカードを用いたり、左脳教育に辞書引きを取り入れたりしていました。授業でいろんな楽器を扱った記憶もありますし、大太鼓を力一杯叩きすぎて先生に怒られた思い出もあります。体育の授業で近くのスイミングスクールへ体験学習に行ったことが、なんとなく水泳を習いたいと思ったきっかけであることも覚えています。今考えれば、運動会の練習や行進を何度もさせられた記憶もありますし、少し軍隊めいたところはあるんじゃないかなと思います。当然体罰などは全くありませんでしたが、おままごとをして遊んだ記憶よりも、比較的楽しみながら知的活動に勤しんでいたイメージの方が強いです。戦士候補生を育てるつもりだったのでしょうか。母から見ても結構高いレベルの教育が施されているなという印象はあったらしいのですが、特に他のママ友がよくそれを口にしていたそうです。私は一人っ子なので両親にとっても初めての育児になるのですが、中には兄や姉を別の幼稚園に通わせつつ、弟や妹は私と同じ幼稚園に通わせているような家庭もあり、そうしたお母さんたちが「この幼稚園はしっかりしている」と言っていたそうです。実際はゴールデンウィーク明けに何故か担任の先生が失踪しているという不透明な部分もあったらしいですが、学費も比較的高い分、いろんな面でのサービスはしっかりしていたらしいです。
これは来週以降でも度々書いていく話になるとは思いますが、私は幼い時から両親と対等に会話してもらっていましたし、両親も赤ちゃん言葉のようなものを使わずに話しかけることを心がけてくれました。母が英語の辞書やことわざ辞典を一緒に読んでくれたことが今の自分の素養になっているのだと思っていました。しかし、今回母親から幼稚園の話を聞いたり、自分で幼稚園について調べてみたりする中で、そうした環境による要素もかなり大きいはずだということを再認識しました。結局そうした環境に身を置かせてくれたのも両親のおかげではあるのですが、考えてみれば起きてる時間の半分くらいは幼稚園や学校で過ごすわけですし、比較的しっかりした幼稚園に通うことができて幸せだなと思います。母が「しゃっくりが100回止まらなかったら死ぬ」という謎の嘘を私につき、スイミングの待ち時間で本当にしゃっくりが止まらなくなって号泣したことはありますが、園児と喧嘩して泣かされた記憶とかは全くないです。恵まれた環境を用意してくれた両親に感謝するとともに、今度は自分で自分が成長できる環境を見極めていきたいと思いましたし、あの子にもそう伝えたいと思いました。あの子って誰?私が思うに、例えばそれは透明少女。

 

 

 

【透明少女】

 

youtu.be

 

今日は本当は別の動画を紹介する予定だったのですが、今すぐライブに行きたくなるような動画を見つけたので、NUMBER GIRLの「透明少女」を紹介します。公式のMVを紹介しようと思ったのですが、「透明少女」はなんと言ってもライブでの向井秀徳の口上→田渕ひさ子のイントロの流れが最強なので、YouTubeでライブ映像を見てみて欲しいです。ここでは公式からアップロードされているものしか紹介しないので、今回はカバー動画になります。BiSHはアインシュタインの稲田関連で名前を聞いたことがある程度で、「透明少女」をカバーしてるんだなと思い、なんとなく再生してみました。ちゃんと口上も踏襲していてワクワクした瞬間、ほぼ本家と同じようなイントロが聞こえてきて、よく見たら田渕ひさ子がギターを弾いていました。ドラムも本家並みに上手いのでアヒト・イナザワかなと思ったら、毛利匠太という人らしいです。アヒト並みに上手いですね。NUMBER GIRLは私が生まれる前に結成して、幼稚園に入った頃に解散したバンドです。それでも曲はある程度聴いていて、世紀末の疾走感とか暑苦しい男のカッコよさみたいなのをすごく感じます。特にデビュー曲の「透明少女」を初めて聴いたときは、イントロのカッコよさと感覚的な歌詞に驚かされました。「気づいたら俺はなんとなく夏だった」とか凄いですよねって書こうと思いましたが、よく考えれば最初から最後まで歌詞が凄いです。「軋轢は加速して風景 記憶 妄想に変わる」とか「気づいたら俺は夏だった風景」「街かどは今日もアツレキまくってる」とか、こんな感覚的なのに情景が浮かぶ歌詞ってあるんだなと思いました。個人的には「鉄風 鋭くなって」という曲も好きです。全員の演奏がカッコよすぎるし、歌詞もタイトルも刺さってきます。NUMBER GIRLは2019年に活動を再開し、東京事変やELLEGARDENなどのバンドも続々と活動再開しているので、とりあえず早くライブに行きたいです。