時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

大学生活で役に立った受験参考書

2020/10/16 金曜日

 

最近は本当に書くことがないので、唐突ですが今日は「大学生活で役に立った受験参考書」を列挙していきたいと思います。

数ヶ月前にInstagramの質問箱でリクエストがあり、夏休み終わるまでには書こうと思っていたのですが、想像を絶するルーズさにより今日まで投稿することができませんでした。

「役に立った」という基準は、

・大学入学後に読み返した

・受験期にそれを読んで得た知識が大学生活で生きた

・上京後の家に持っていくほど精神安定剤としての役割を果たしていた

のどれかに当てはまる感じです。

一応自分は文系で、二次試験の受験科目は国語数学英語日本史世界史なのですが、大学で役に立った参考書のほとんどが英語だったので、英語は1番最後に列挙することにします。

 

 

 

[国語]

・「現代文読解力の開発講座」

個人的にはこれ一択です。

普通の私大レベルの問題があって、それを解説していくというオーソドックスなスタイルなのですが、接続詞から論理的に文意を読み取ったり、段落ごとの繋がりを捉えたりする方法がとても詳しく書いてあります。

また筆者の霜栄先生自身が小説を書いているということもあって、問題文の筆者がどのように文章を書いているのかという、書き手側からのアプローチもなされているのが推せるポイントです。

一度だけ霜先生の授業を受けたことがあるのですが、普通に喋りも上手くて、言葉の選び方にセンスがあるなと思いました。

霜先生が書く文章が個人的にツボなんですよね。

センター試験の現代文とか二次試験とか関係なく、文章の大意を捉えるスピードが上がりましたし、大学で読み返す必要がないくらいに読み込みました。

何かの文章を読むときには、この本を読んで体得した読み方を今でも実践していますし、本気で誰かの心を動かしたくて文章の構成を練る時も、この本で得た知識が根底にあると思います。

ちなみに古文と漢文の教材は全く大学に入ってから使っていません。

なんだかんだ現代文の知識は論文を読んだりレポートを書いたりする上で、基礎体力になっていると思います。

ちなみに同じく霜栄先生が書いた生きる現代文 読解語も、現代文頻出ワードを解説するとともに、その言葉が使われる文脈について短めの文章でまとめられています。

就職試験などでも語句の意味などは聞かれますし、一般常識として語彙力を伸ばす上で役に立っているなと思います。

 

 

[数学]

先述の通り自分は文系で、大学で学んだ数学は数3の微分積分と行列しかないので、受験参考書はほとんど使っていません。

もしかしたらSPIなどを受けるときに青チャートなどで確率や場合の数などを解き直す人もいるのかもしれませんが、基本的に大学の授業には必要ないと思っています。

ちなみに大学の授業でオススメの参考書は石村園子さんのやさしく学べるシリーズです。

特にやさしく学べる線形代数は、行列の部分も丁寧に説明してあり、個人的にはとても助かりました。

大学での参考書にありがちな、難しい数式や堅苦しい文体での説明もなく、レイアウトも見やすかったです。

1限にあった授業と表記や学ぶ順番が厄介ではありましたが、かなり自習しやすい参考書でした。

 

 

 

 

[日本史]

・「中学から使える詳説日本史ガイドブック」

先に言っておきますが、一般的な中学生にはこれを使いこなすことができないと思います。

以前自分の家の近くにあるTSUTAYAでこの参考書が高校受験用参考書の棚に置いてあったのを覚えています。

以前野島先生の授業を受けた時に、東大入試で必要な論点は全部この本に詰め込んだと豪語していましたし、実際その通りだと思います。

確かに平易な文章ではあるので読みやすいと思いますが、内容は論述問題の答えで敷き詰められた教科書のようなものです。

実際自分が受験した時も、二次試験の短い論述問題でガイドブックの答えを丸々書くような問題が出題されましたし、山川出版の教科書を深く掘り下げるような形で東大の二次試験対策にもってこいという感じでした。

自分は大学で日本史の授業を履修していないので、大学に入ってから読むことはありませんでしたが、受験期に東大日本史問題演習 (東進ブックス 究極の東大対策シリーズ)やZ会などの論述問題の解説などを適宜このガイドブックに書き込み、この一冊を読めば全てが理解できるようにしていたので、精神安定剤として入学後も持っていました。

ちなみに上が江戸後期まで、下が江戸後期からという形になっています。

明治維新以降が苦手な人が仮に下だけを買っても問題ないように書かれていました。

 

 

 

[世界史]

・「世界史総整理」

同じくこれも単答論述問題の答えで書かれた教科書のようなものですが、詳説日本史ガイドブックとは違って私大の世界史もカバーしているため、かなり細かい知識などについても書かれています。

読み物の詳説世界史研究を図式化したような参考書で、情報量もそれと同等だと思います。

またレイアウトなども色鮮やかな詳説日本史ガイドブックと違って、白黒に重要語句だけ赤字や太字で書かれているような参考書で、3冊を読めば世界史の流れが縦からも横からもよくわかります。

1がアジア・アフリカ編、2が欧米編、3が現代編と分かれているのですが、特に植民地戦争などは3冊ともに重複して記述されているトピックもあり、これも1冊だけ買っても問題はなさそうです。

ちなみに2015年に改訂されているので、知識や表記なども比較的新しいと思います。

日本史と同様、Z会やテーマ別 東大世界史論述問題集<改訂版> (駿台受験シリーズ)の論述問題の解説などを適宜書き込み、この一冊を読めば全てが理解できるようにしていました。

大学で世界史の授業を取っていたわけではないですが、意外にも英語でこの参考書を使う機会が結構あり、一目で当時の記憶を思い起こすことができるノートなり参考書を作っておく強みを実感しました。

具体的にはアメリカでの南北戦争を題材にした英語の新書や、イスラーム圏内での歴史的背景に基づく英語の論文を読む際、この参考書を使って背景知識をおさらいしました。

 

 

 

 

 

[英語]

長くなってしまったので、続きは明日書きます。

TOEIC対策なども含めて、これと同じ分量くらい英語の参考書にお世話になりました。