時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

1冊の本が眠り方を教えてくれた

2020/08/19 水曜日

 

自粛期間中は完全に昼夜逆転現象を起こしてしまっていた

オンライン授業ということもあって、4月ごろから5時寝14時起きなどを繰り返し、酷い時には0時から朝の9時まで高校の同期とzoomで話したり、意味のない徹夜の末に11時寝18時起きを達成したりしていた

幼稚園に入る前からゲームにハマっていたこともあって、元々早寝早起きが苦手なタイプではあったのだが、それでも今までは部活や学校のおかげで早起きをする機会と理由が存在していた

しかし午前中に「起きた」のがテストを含めた数日だけというような生活を数ヶ月続けている内に、さすがに身体に悪いかなと思い始め、1週間だけ本気で生活習慣改善に取り組もうと決心した

具体的には小林麻利子さんの本をKindleで買って読んだのだが、きっかけはほしい物リストを見返していて2年前に追加した彼女の本を見つけたことだった

小林麻利子さんは生活習慣改善のサロンを開き、サロンに通う女性の睡眠や食事、運動などの改善を行うナイトケアアドバイザーで、サロンは予約1年半待ちの人気を博しているらしい

2年前の林先生の初耳学で特集されていて当時の本をリストに追加したのだが、その後に新しい本も出版されていた

今回はその『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』という本を読み込んで8月10日から対策を始め、結果的に4日ほどで午前10時ごろに起きれるようになった

効果も1日限りのものではなく、今日まで自分の夏休みに「朝」が存在し続けている

 

 

この本は2018年6月に出版された本で、表紙やタイトルだけを見ると少しライトで胡散臭い本のように見えるが、最新のデータや研究を基にしていて、かなりタメになる情報が散りばめられている

ページ数は208ページほどであるが、見開き1ページで1つの項目がまとめられて読みやすいのと、文字が大きめで写真も多めということもあって、大体1時間くらいで読み切ることができた

目次まではKindleの無料サンプルやGoogle Booksで公開されているので、改善される症状と目次のページだけここに提示しておく

 

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目次を見てもわかるように、第1章のお風呂と第2章の睡眠でページ数の7割が占められていたが、実は第4章に3日間集中メニューという項目があり、今までのおさらいという形で3つのルールが紹介されている

3つのルールとはアラームをかけずに23時までに寝ること19時までに夕食を済ますこと、40度のお風呂に15分浸かることだった

ここに書いてある本の全てを一気に実践するのは難しく、自分は23時までに寝ることは実践しなかったが、それでも他の細かい所を実践したことでなんだかんだ効果は出た

この本で書かれていることは世間で当たり前に推奨されていることも多く含まれているが、その当たり前がどういう理由やメカニズムで推奨されているのかがこの本には詳しく書いてあり、納得しないと実行に移せない自分にとってはそこが一番嬉しかった

そもそも人間は身体の内部の温度が急激に下がる時に眠気を感じ、その落差が大きいほど眠りにつきやすい

また手足が冷えると血管が収縮して熱が体外から逃げないので、靴下やレッグウォーマーを履くことが推奨されていたし、手の指や足の指を握りしめるだけでも手足が温まって効果があると書かれていた

逆にすぐに寝ない時は足に冷水をかけて足の血管を閉め、放熱を防げばよいとも書かれていた

身体の内部の温度を上げるという意味では、お風呂は熱すぎない温度でじっくり浸かる必要があり、お風呂の設定温度と実際の水温はズレがあることが多いので、冷え性の人は特に水温計を買うことが推奨されていた

自分は一人暮らしの家がユニットバスである上、そもそもお風呂よりもシャワーの方が好きなタイプなのだが、浴槽に浸かった時と同じくらいの効果があるシャワーの浴び方や、湯冷めしないように素早く髪の毛を乾かすドライヤーのかけ方まで紹介されており、かなり徹底しているなと感じた

またお風呂場で声を出したり歌ったりするとかお風呂場の電気を消すといった、簡単に取り組めることも書かれてあり、浴槽の中で浮力や水圧を生かせば簡単なエクササイズでも効果があるというのは完全に盲点だった

またこの本は著者が女性であり、著者の開いているサロンも女性客が多いことから、女性向けに書かれていた

目次を見てもらえばわかるように、生理中は体温が高くなるので眠りにつきにくいということに触れ、理想的な生理の流れや過ごし方、ヒップエクササイズやくびれの作り方、肌のツヤを保って美肌になる方法などにも結構紙面が割かれていた

そしてディナーデートで恋人との雰囲気を良くするための香りについても書かれてあり、婚活とか恋愛工学みたいな本なのかなと思う箇所もあった

しかし嗅覚は自律神経を司る視床下部に直接伝わるため、よい睡眠を目指す上で無視できない要素であることもわかった

この本を読んで良かったと最も感じた項目の一つに、第2章の「うっとりタイム」に関して書かれた数ページが挙げられるが、そこではリナロールという成分が交感神経を抑制してくれることが述べられていた

リナロールはラベンダーに多く含まれるが、スプレーやクリームには入ってないこともあるので、購入する際は成分を確認した上で精油を買うことがオススメされていた

とは言っても彼氏のシャツを匂ったり、好きな芸能人やアイドルを妄想するだけでも効果があるらしいので、そんなに神経質になる必要はないのかもしれない

そして原液を1滴だけコットンに垂らして顔の近くや鼻の下に置き、自分が伸ばしたいと思う方向に身体を伸ばすというのが個人的に最も効果があったように感じる

布団の上で身体をねじったり、バンザイをしてみたりして身体を伸ばす内に、筋肉からカルノシンというホルモンが分泌されて放熱が促進されるらしい

ちなみにこれが本の中で紹介されていたアングスティフォリアのラベンダーである

1日1滴しか使わないので日割りにしたら安いのかなと思い、自己投資だと割り切った

 

 

 

他に自分が意識したのは朝ごはんをよく噛むことと、夕食を早めに食べること、寝る前に水を一杯飲むことだった

夕食が食べる時間が遅れると、消化の時間が遅くなって体内時計が遅れるらしく、逆に夕食を早めにとると脂肪肝が1週間で15%減少するらしい

また朝食や昼食に比べて尿による塩分排出量が多いため、夕食の塩分や油分はさして問題ではなく、それよりも食べる時間を意識した方がいいとのことだった

19時ごろは最も体温が高く、筋肉を作る成長ホルモンが分泌される時間帯なので、この時間帯に運動量を増やすと体温の落差が生まれてよく眠れるらしい

また自分はiPhoneのスクリーンタイムが大体1日13時間ほどなのだが、目を酷使すると頭皮が固くなり、頭皮が固くなると血流が悪くなって頭皮からの放熱が妨げられるらしい

そればかりか肩が凝ったり、頭皮と繋がっている顔の皮膚がたるんだりするらしい

本当に13時間も使っているのか?と疑わしい部分もあるが、今週は意識して1日10時間まで減らすことができた

そしてレンジでホットタオルを作って目と耳を温めると、血行が良くなって全身の筋肉がほぐれるし、個人的にはこれも安眠の手助けをしてくれたように感じる

ちなみにこのタオルにラベンダーの精油を1滴垂らす一石二鳥である

以上の他にも、本に書かれてある多くのことを同時に取り組み、結果として生活習慣を大幅に改善することができた

対照実験が出来ているわけではないので、どれが最も効果があったのかは断言できないが、ここに書いたのは本の内容の一部に過ぎないということだけは断言できる

そもそも1時間で読める200ページの本をこの記事だけでまとめるのは不可能である

多くの商品が本の中で紹介されていたが、そのどれもが簡単に買えるような金額ではなく、中には1万円を超えるものもあった

とりあえず頭皮のマッサージやブラッシングが大事だということがわかり、NEAL'S YARD REMEDIESというブランドが何回か出てきた

 

 

 

本には他にも、筋肉増強や脂肪燃焼、美容にも効果があるヒートショックプロテインの増やし方やパワーナップと呼ばれる仮眠の取り方、よく眠れたりイライラや緊張を抑えたりできる呼吸法や、逆に身体を起こすための呼吸法など、睡眠以外にも役立ちそうな知識が詰め込まれていた

夜に豆電球をつけて眠ると肥満になりやすいとか、子供の瞳の方が大人よりも水晶体の透明度が高いので子供の方が体内時計がズレやすいといった豆知識を仕入れることもできた

携帯やパソコンの見過ぎで前に出てしまった首を矯正して、頭痛や肩こりを治す方法も書かれていた

自分はいつでもどこでも意識できるようにiPhoneで読めるKindleで購入した

本当に多くの有益な情報が詰まっていたし、一度読んで意識するだけで生活の質が高まる確かだと思うので、ぜひ一度読んでみてほしい