時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

満奇洞

2019/09/02 月曜日 [あとがき] 2020/08/06 木曜日

 

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今日は彼女の運転で岡山に行った

まず家から2時間くらいの満奇洞を目指した

Instagramで行っている人をよく見かけるが、自分の周りで行っている人はあまり見かけない

本来ならばwe should take turns drivingなのだが、自分はまだ運転免許を持っていないので彼女に頼りきりになってしまった

その代わりに助手席に座ってマップを見ながら、彼女のレポートを書いていた

軽い気持ちで書き始めたのだが、頭に浮かんだ「変革の一翼を担う存在であると確信している」とか「脆弱性が垣間見える」といった言葉を彼女の語彙力フィルターにかけると、「大切だ」「大変だ」と書くしかなるのが少し困った

そして、小学生向けの国語辞典を作っている人は凄いなと感心する契機となった

電車の吊り革など、誰もが知っているものも辞書には記載されてあるが、それらを限られた字数で端的に説明することがいかに難しいかを小学校の国語の教科書で学んだ記憶がある

あと「右」や「恋」といった概念がどのように定義・説明されているのか、各出版社が出している辞書を読み比べた記憶もある

特に小学校の時は、図書室で本を読むことを強制される国語の授業もあったので、そうした時間で辞書やことわざ辞典などをよく読んでいた気がする

 

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そうこうしている内に、本当にこれで合っているのかと思うような田舎のあぜ道を抜け、民家の裏のようなところに満奇洞はあった

満奇洞とは与謝野晶子が命名した鍾乳洞らしい

 

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なにやら神秘的なものが眠っていそうな入り口の前には、インスタ映えスポットの説明と写真の例などが展示されてあって、その展示物の誕生とインスタグラマーの訪れの前後関係を知りたくなった

中は暗くて寒くて、ライトに照らされた鍾乳石が何やら不気味だった

水の滴り落ちる音しか聞こえないほど静かで、声を出せばLIVE DAM STADIUMよりも響く

床は常に濡れていて、このように屈まないと進めない箇所も多々あった

 

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とりあえずこういった風景が400mほど続いているというのを写真の羅列で理解いただけたら、といった感じ

 

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自分が生まれるずっと前からこの自然は存在し続けている

人工的な光によって照らされているが、数百年間滴り落ち続ける水の音色の違いに悠久の歴史を感じた

個人的に好きな写真はなんとなく頑固そうなこれである

 

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あと、インスタグラマーが載せがちな竜宮橋では、40秒くらいのスパンで色が変化していくのだが、偶然にもこの夏休みにAmazon primeで新世界からONE PIECEを見返していたので、この色になるのをずっと待っていた

この色が魚人島と竜宮橋のイメージと1番合うような気がする

 

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あとはこの鍾乳洞の最も奥に位置するのが恋人の泉というスポットなのだが、最近こういう恋人の聖地的なスポットが多すぎやしないか、と常々思っている

恋ダンスが流行った後、流行に乗ろうとしてなのか、いろんなドラマがエンディングにダンスを取り入れていたのを思い出した

本当の恋人の聖地はどこなのか、私は知りたい

ブログには動画を載せられないので、インスタグラムのリンクを貼っておく

https://www.instagram.com/p/CDi2TwaJwZm/

また、ここに載せた以外にも多くの見所はあった

アクセスの都合上もう二度とくることはないとは思うが、車で岡山に来た際はぜひ立ち寄ることをオススメする

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[あとがき] 2020/08/06 木曜日

約1年ぶりにこの記事を読み返して思ったことは、全然満奇洞の良さを伝えられていないなということでした。当時はiPhone 7で写真を撮っていたので仕方がないことではあるのですが、もう少し綺麗に写真を撮れたらよかったなと思います。また写真の羅列というには写真も少ないし、文章も短いし、全く魅力が伝わってきません。1年近く経てばもう他人が書いたような文章のような気がしてきます。この後には吉備津神社に行った日のことも急いで書いていて、多分旅行と更新のバランスが崩れてしまっていたのだと思います。去年の夏は結構いろんなところに行きましたが、その中でも印象深かったのはこの満奇洞でした。満奇洞はiPhoneのマップで検索したら出てくる場所にあります。岡山駅から車で1時間ちょっと、姫路駅からは約2時間というところです。本当にこの道で合ってるのか?と不安になるとは思いますが、その道で多分合っています。駐車場もあり、そこには気候性地形療法についての看板もありました。駐車場から200mくらい坂を登ると、入口が見えてきます。新型コロナウイルスが流行している現在でも、対策を講じて営業を再開しているらしいです。入場料は大人1人1000円で、インスタ映えスポットの説明と写真の撮り方みたいなのも書かれてあります。

 

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写真と記述が少なかったので少し補足しますが、まず満奇洞は約450メートルに及ぶ鍾乳洞の博物館のような所です。中に入ると地面は濡れていて、少しひんやりとするので服装や靴には気をつけた方がいいと思います。途中滑りやすい箇所もあります。またその静かさと冷たさが心地いいので、夏に行くことをオススメします。鍾乳洞にはそれぞれ「象の足」とか「夢の宮殿」とか名前が付いていて、水族館みたいに順路が示されています。その中で最も私が好きなのは上にも書いた通り「ひだ天井」と「竜宮橋」で、「竜宮橋」と「恋人の泉」は最も有名なインスタ映えスポットだと思います。大体インスタで見るのはこの2つで、「恋人の泉」は1番奥の行き止まりにあり、人がいなければとても静かです。それぞれの名前にはモチーフとなったエピソードなどがあり、ボタンを押して音声案内を聞くこともできます。また順路は基本的に一方通行なので、順に写真を撮りながら進む方が効率的だと思います。撮り逃したら周りに迷惑をかけてしまいそうな感じもありますし、かなり声も響くので喧嘩しないようにしましょう。

 

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またこのように鍾乳洞がLEDライトで照らされているのですが、その色が刻一刻と変化していき、幻想的な雰囲気を醸し出しています。上の8枚で刻一刻と変化していく色を表しきれているのかはわかりませんが、結構自分の好きな色になるまで立ち止まって写真を撮る人が多いと思います。全部で約450メートルほどなので1時間以上かけて回ることなんて絶対ないと思うかもしれませんが、ある程度時間に余裕を持っていた方がいいと思います。15秒おきくらいに色が変わって様々な顔を見せてきますし、あまりに神秘的な空間を前にして時間を忘れてしまうからです。特に人が多いと満足のいく写真を撮るのに時間がかかってしまうかもしれません。なにより、こういう幻想的で神秘的な雰囲気を味わう時くらい、時間に追われる日々の喧騒から逃れたいものです。またGoProを持っている人は頭に固定して順路を進んでもいいかもしれません。写真では伝えきれない魅力があったことだけ伝えておきます。

 

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また写真で見てもわかる通り、地面は濡れている上、橋や板の上を歩く際には少し滑りやすくなっています。そして少し屈まなければ進めない箇所もあります。ちなみに私は身長178cm前後なのですが、足場が悪い中で屈みながら進むのは少ししんどかったです。濡れることを想定してクロックスで来たのが失敗でした。そして足を滑らした時に声を出したり叫んだりすると、どこまでも響いてしまうというのも足を震えさせる要因でした。プレッシャーのかかった状態で適切に足元を処理するにはコツがいるのかもしれません。

 

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またこういう風にLEDライトが近くで見える位置にあるのも風情があっていいです。遠くにある強い光が目の前の景色を彩っていることを実感できます。また全ての鍾乳洞が色のついた光に照らされているわけではなく、鍾乳洞そのものの力強さや神秘さを感じ取ることができます。純粋な光に照らされた鍾乳洞は探検家になったような気持ちにさせてくれますし、いろんな色に照らされた鍾乳洞を見たときは、どこかこの世とは違う世界に迷い込んだ気にさせてくれます。皆さんはどちらが好きなのでしょうか。人生で鍾乳洞を何度訪れることになるのかはわかりませんが、滴る水の音と足音だけが響き、どこか浮世離れした冷たさと水分を肌で感じ、様々な顔を持つ鍾乳洞を見ることができるのは貴重な体験だと思います。一つ一つ違う鍾乳洞を見ると、それが形成されるまでに流れた時間の長さを感じることができます。ややアクセスが悪いのが難点ではありますが、ドライブが好きな人は是非訪れてみて欲しいと思います。1人で行っても、誰かと行っても素敵な経験になると思いますし、綺麗な写真が撮れれば一生の思い出として心に残ると思います。

 

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