時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

ペンネーム:ペンネンネネムさんの投稿

2019/06/23 日曜日 [あとがき] 2020/08/07 金曜日

 

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大阪にある古いビルの2階に「ペンネンネネム」という店がある

「絵本と珈琲の店」と銘打ってある座席入れ替え制のお店で、電話やネット予約はできず、午前9時30分からお店で配布されるチケットを買って所定の時間に行くタイプのお店である

自分は過去に大阪を訪れた際、14時や12時にこの店を訪ねたが、その時点ではもうチケットは完売していた

そうするうちに心理的リアクタンス理論が働いて、もうなんとしてでもこの店に行きたいという気持ちがますます強くなり、今回は大阪に宿をとって戦に臨もうと思った

なぜ自分がこの店に強く行きたいと思っているかというと、なんとなくこの店の雰囲気が好きだからである

 

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玄関からセンスが滲み出ているが、大切なものを全て見つけるために少し急な階段を29段上がると、絵本のぐりとぐらが掛けてある扉が現れる

 

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この扉を開けると、絵本の世界が広がっていた

ぐりとぐら、スイミー、はらぺこあおむし、かいじゅうたちのいるところ、おさるのジョージなど、聞いたことがある絵本とそれにまつわる何かしらのグッズがたくさんあった

 

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あまり本を読むタイプではない自分でさえも、この匂いが好きだった

小さな窓を開けるとメニューが見える仕組みになっており、メニューにも絵本にちなんだ料理が並んでいた

自分はぐりとぐらをモチーフにしたパンケーキと、はらぺこあおむしをモチーフにしたプレート、あとスイミーをモチーフにした飲み物を頼んだ

 

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待ち時間にそれらの本を速読して物語を再確認することも可能で、スイミーの訳が谷川俊太郎ということに驚いたりもした

 

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該当しそうなページと一緒に写真を撮ったりして、普通に楽しかったし、何より美味しかった

本当にオススメの店ではあるが、当日にチケットを購入しなければならないのが玉にキズだなと思う

もし行きたい人がいれば是非アパホテルにでも泊まってください

 

 

 

[あとがき] 2020/08/07 金曜日

このペンネンネネムは、まさに難攻不落の大坂城でした。まず、店自体が開いているかどうかわからないのです。現在新型コロナウイルスの感染拡大もあってか、2020年の8月は土・日・祝日だけ、つまり11日間だけしか営業していないのです。そして調べてみると臨時休業することもあるとのことで、ホームページを入念に確認する必要がありました。そして90分の座席入替制がとられていて、9時30分から18時30分まで9つの時間帯に分かれているのですが、9時30分から配布されるチケットが完売したら当然そこで受付は終了。しかも電話やネットで予約することはできず、9時30分にそこへ行かなければいけません。かつて何度かトライしたことはあるのですが、12時や14時の段階では既に完売していました。アクセス自体はかなり良く、‪‪大阪梅田駅から徒歩10分、地下鉄中津駅から徒歩3分のところにあるのですが、目に涙を浮かべながら河合塾大阪校の前を通ることが何回あったでしょう。仕方なくこの日は大阪のアパホテルに泊まって、参戦することになったのです。上京しているにも関わらず、2年記念日を大阪で過ごすことになりました。また団体で来店する場合は注意が必要です。1グループで最大5名まで、3人以上だと待ち時間がかなり長くなることが多いので、極力2人で来てくださいとホームページに書いています。それくらい店内が狭く、かなり人気なのです。予約が取れず、店の外で落胆している女子2人やカップルを散々見てきましたし、かつて私もその1人でした。

しかし無事予約を取ることができて、店内に入ることができれば、そこには本の中の世界が広がっています。まるで本の虫の頭の中です。上の写真にもあるように、見渡す限り絵本だらけです。当然料理と一緒に写真を撮るだけでなく、読むことだってできます。「ぐりとぐら」「スイミー」「はらぺこあおむし」「かいじゅうたちのいるところ」「おさるのジョージ」と上には書いてありましたが、私が幼い時に読んでいた「100万回生きたねこ」や「からすのパンやさん」などもあり、懐かしく思いました。特に「からすのパンやさん」は何度も母親に読み聞かせてもらい、何度も自分でも読みました。そして意外と大学で仲良くなった人にも「からすのパンやさん」ユーザーが多く、実は東大で最も読まれているのは「思考の整理学」などではなくて「からすのパンやさん」や「ぐりとぐら」「スイミー」らへんなのではないかと思います。ちなみに「思考の整理学」もマジでオススメですが、これはまた別の機会に書きたいと思います。

また小さな窓を開けると絵本と一緒にメニューが出てきて、それを入り口付近にある食券で買うのもオシャレなシステムだなと思いました。最もインスタで見る「ぐりぐらホットケーキ」は1080円、私が実際に頼んだ「スイミー・イン・クリームソーダ」や「はらぺこプレート」は750円と1570円でした。「ぐりぐらホットケーキ」はまず定番なので頼むとして、他にも「かいじゅうたちのいるごはん」や「森のハンバーガーセット」なども迷いましたが、どれも1000円から2000円前後で、とても美味しかったです。よく大学の同級生で「インスタ映えを意識する店は味が美味しくない」という偏見を持っている男子学生を見かけますが、個人的には1200円を超えてくると味のクオリティもかなり高いと思います。というか口コミなどがネットで拡散され、1年単位で流行が移り変わるこの時代で、そんなに美味しくないものはあまりないように感じます。そう斜に構えず、普通にオシャレな所に彼女などを連れて行けばいいのになと思います。ちなみに「はらぺこプレート」などを頼んでも、400円追加すればミニサイズのホットケーキが付いてきますし、普通にパンケーキとご飯ものでかなり量として満足できます。予約は取りにくいかもしれませんが、大阪旅行のついでに立ち寄ることをオススメします。あまり本に興味のない私でさえ感動したので、絵本が好きな人にとっては特に素敵な思い出になると思います。

 

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