時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

オリ合宿1日目①

2019/04/03 水曜日

 

今日から1泊2日のオリ合宿

9:30に駒場東大に集まって、バスで2時間かけて千葉へ行った

9:30集合なのにバスの出発が10:30なのは寝坊する人がいることを見込んでのことらしいが、実際今日も電車の遅延があったらしい

バスの座席は自由で、自分はプレオリで同じテーブルだった子と座って話した

最初に上下クラ全員の自己紹介があって、出身校を言うことになった

ここで噂に聞いていた名門コールを味わうことになる

「高校は開成高校で、」とか「出身校は桜蔭です」とか言ったら、みんなで「名門!」とコールするだけの話だが、名門かどうかわからない高校だと微妙な空気が2秒近く流れることになる

ちなみに自分が姫路西高校出身だと告げると、「え、それ名門なの?」と上回生に聞かれ、「多分公立の中では、」と答えると「名門!」とみんな言ってくれた

心なしか1番大きな声だったような気さえした

それくらい嬉しかった

地元ではやたらと神格化され、嫉妬が滲んだ苦情が多く寄せられるような学校であり、そのことについて教員もどこか誇らしげな学校であったが、所詮は地方の無名公立高校に過ぎないということを知った

本来なら恥ずべきことなのかもしれないが、なんかちょっと嬉しかった

開成や筑駒の子と同じ集団に属していることもそうだし、自分が挑戦者の方が何かと都合がいいとも思った

関西の地方国立で権勢を振るうよりは日本の中心にある東大で弱小校出身として生きていく方が700倍くらいマシだと思うし、ワクワクした

 

バスの中では大富豪をしたり、普通に話したりして、程なくするとサービスエリアの「海ほたる」に着いた

関東の人はドライブなどで訪れることもあるらしいが、自分はネプリーグのファイブリーグの答えでしか聞いたことがない

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バスの中での会話は、中学受験の話だとか塾の話が多かった

鉄緑の授業なにとってた?」「あれ、あの塾にいたよね」「あ、栄光ってことはあの子いたよね?大学どこなの?」「中学受験の時、2日どこ受けた?」みたいな会話で、正直ついていけない話題も多かった

結局自分が陸上をやっていた時のように、中学受験を経験した彼らは、小学校の頃からある程度限定されたコミュニティの中でしのぎを削っていて、その中で天下を取る人間は同じ層から再生産されるだけなんだろうなと思った

身長400mくらいの神様が大勢の人の群れからエリート層を一掴みして高みへと運ぶ中で、高みへ近づくにつれて、指と指の間から脱落していく人間が増えていくというだけで、そのエリート層にいる人々はどのステージでもそんなに変化のないような気がする

きっと自分のような地方出身者は、彼らにとって「ポッと出」のような存在なのだろう

結局どの段階で強者の域に参入して、そこでどういう勝負を展開してきたか、みたいな話なのかなと思った

バスの中にさえ知らない世界が広がっていて、本当は知らない方が良いことまでも知ってしまいそうな予感がした