時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

革命前夜

2019/01/18 金曜日

 

自分にとって、受験とは一種の逃避行という側面もあると思います。

今まで属してきた集団、住んでいた街、出会ってきた人々、体得した知識と経験、そして今までの自分自身を脱ぎ捨てて、「今まで」から1番遠く、高い場所を目指すもの。

一人暮らししてみたい、今までやったことのなかった活動をしてみたい、聞いたこともない所に行きたい。

宇宙飛行士と同じ気分。

別に地球が嫌いなわけじゃないけど、地上からより遠く、高い場所に行ってみたい。

だって高いところに登った方が、そこから見える景色は綺麗だと思うから。

でも今までの自分の受験は、種子島で鉛筆と消しゴムサイズのロケットを飛ばすようなものでした。

自分だけの、自分のための、宇宙旅行

失敗しても被害を受けるのは自分だけ。

でも今日、彼女からミサンガを、東京にいる後輩から御守りを受け取り、自分は初めて宇宙服を着ました。

もちろん自分のための入試ではあるのですが、自分という領域が拡大したような気もするのです。

今まで打ち上げてきた消しゴムと鉛筆が、ヒマラヤほどの消しゴムとミサイルほどのペンに見えてきたりもしています。

このロケットを飛ばすのに、多くの人の思いが関わっていることを改めて実感しました。

その思いを背負ってもなお、自分のためだと思いたいです。

それくらいの度量をもって後悔のないようにしたい。

今までの気持ちを全てぶつけたい。

自分以上に自分の失敗を悲しむ人の顔を見たくない。

でも自分にそういう存在がいることが、何よりも嬉しいことだと思っています。