時をかける表象

東京大学文科2類。記事と日記に分かれてます。

帰省 1日目

2018/08/13 月曜日

 

8年半ぶりに福岡を訪ねる

来年自分が関西圏から離れると、もう多分祖父母の家を訪ねることがないと思ったから

小学1年生の夏まで過ごしたとは言え、その時の記憶や土地勘なんてものはほとんど残ってない

でもいつものように世間体というものが無言の圧力をかけてきたから、不本意ながら帰省せざるを得ないというだけの話である

7時に新幹線こだまに乗り、3時間30分かけて博多まで行く

途中、本当に魑魅魍魎という言葉が頭に飛び込んでくるほど、本当に口数が多い岡山の5人家族が斜め前に座って延々と話していたり、徳山駅から乗ってきた2歳児にも満たない女児と1歳児にも満たないと思われる赤ん坊の4人家族が前に座ったりしたけど

多分、赤ん坊の方もピンクの服を着ていることから察するに、女の子と思われる

男が生まれるまで少なくとももう1人は子供作るなこれは、なんてことを思いながら椅子と椅子の間で1歳児とにらめっこしていた

ここは託児所かと思うほど子供がいて、こだまは本当に速度が遅くて、コンセントもないし、はぁあという感じだった

博多駅に着くと母方の従兄弟が迎えにきてくれて、そのまま母方の実家へ行った

最初は本当にどういう対応をしていいかわからなくて、ぼーっと無視していたら、耳が聞こえないの?と言われた

あとなんせ8年前の記憶で止まっているわけだから、身長もあれから何十cmも伸びており、背伸びたね、痩せたね、顔が大人びたね、なんてことを言われた

モテるやろ?とか言われてびっくりした

思考や発言の随所に「時代」というものを感じた

8年前に病気で倒れてから介護を必要としている祖父とも会った

個人的には変わってないような気がしたが、母から言わせると痩せ細ったらしい

介護や家事の面で祖母に頼りきっている祖父が、祖母に対して厳しく当たる、というか一家の大黒柱として威厳を保っている局面が何度かあった

良いか悪いかは別にしてシンプルにすごいと思った

普通はあんなに厳しく叱れない

1日の大半をベットで過ごしている祖父が時折見せる、明後日の方向を見上げて何かを考えているような仕草も印象的だった

長い長い1日の中で、一体何を考えているのだろうか

そのあと、父方の実家へ帰ってきた

ここから数日、この家に泊まる

いつもは2階で寝ているが、クーラーが故障していて1階で寝ることになった

みんなでご飯を食べる部屋、リビングというには和式すぎて、なんと言えばいいか自分にはわからない

毎回自分を困らせてきた、やたらと盛大なご馳走も、子供の好みがわからないからということで今回はなくなり、午後8時ごろには祖父は眠りについた

そのあと祖母と自分と両親で今後の話をした

祖父母のこれからのこと、自分たちのこれからのこと

嫌われるのが怖くて、話し合うのがめんどくさくて、誰も本心を言わない

それがこの家系の最大の欠点であると思う

行き当たりばったりばっかりでうんざりって感じ

とりあえずの進展はないまま、今日は消灯した